こんにちは、日本一のブロガーを目指す管理人の「ひろ」です。そして、いつも一緒にブログを盛り上げてくれるのが飼い兎の「おもち」。今回は、「2720年に子供が1人になる」という衝撃的な少子化の予測について、最新のニュース（産経新聞 1/5(日) 9:02配信）も踏まえながら、わかりやすく解説していきます。
おもち、695年後に日本の子供が1人になるって言われると、ちょっと想像できないよね…？
うん、でも『子ども人口時計』っていうデータは、実際に数値を算出し続けてるみたいで、とても深刻な状況みたいだよ
驚愕！「2720年に子供1人」の少子化予測とは
子ども人口時計が示す「世界線」
- 695年後の未来
東北大大学院の吉田浩教授が開発した「子ども人口時計」によると、少子化が進むと2720年1月5日に日本の子供の数が1人になると予測されています。これは「出生率が低迷したままブレーキがかからなければ、いずれ子供が極端に少なくなる」という警告とも言えるでしょう。 - “結婚”と“出産”の表裏一体関係
日本では、未婚のまま子供を産む割合がとても低いため、出生率の向上には婚姻率を高めることが欠かせません。しかし、近年は結婚を避ける、あるいは「結婚したくてもできない」という声が多く、少子化にさらに拍車がかかっています。
最近『結婚しなくてもいい』『一人が気楽』って考え方が増えたし、経済的な不安もあるから、結婚するハードルがどんどん上がってる気がするよ…
“難婚社会”って言葉も聞くけど、まさに結婚までたどり着くのが難しい時代なんだろうね
“皆婚社会”から“難婚社会”を経て“無婚社会”へ？
生涯未婚率の驚くべき上昇
- 昭和から令和への変化
かつては「ほとんどの人が結婚する」のが当たり前でした。しかし、令和2（2020）年の統計では**男性28％、女性17％**という高い生涯未婚率が示されています。 - SNS普及で減る“直接会う”機会
家族社会学者の山田昌弘教授は、「生身の人と接点が減ったことが未婚率の上昇につながっている」と指摘。オンラインで事足りる時代になり、“出会いの場”を求める人が減っているのです。
無婚社会へ向かう流れ？
- 皆婚社会から難婚社会、そして無婚社会？
ひと昔前は「結婚しないのは当たり前から外れる」という“未婚ペナルティー”があったとされますが、今は未婚でも生きやすい社会ができつつあります。経済学的にも「幸福度」の点で未婚者が不利益を感じにくくなり、“結婚をしない”選択肢が一般化しているのが現状です。
みんなが結婚する時代から、一部しか結婚しない時代になって、将来は結婚する人がほとんどいなくなる“無婚社会”になるかもしれないってこと？
そう考えると、少子化はますます進んじゃう可能性があるよね…
少子化による深刻な影響～経済・社会へのダメージ
労働人口の減少と社会保障の揺らぎ
- 高齢化とのダブルパンチ
少子化が進むと働き手が減り、同時に高齢者が増えるため、年金や医療などの社会保障制度が維持しにくくなります。将来の経済成長も鈍化し、若い世代に大きな負担がのしかかります。
結婚や出産の“コスト”が重くのしかかる
- 収入の停滞と雇用の不安定
「給与がなかなか上がらない」「正社員で働けない」といった不安定要素が、結婚や子育てをためらう大きな要因に。 - 子育て費用の負担感
教育費・保育費などで経済的ハードルが高く感じられると、子供を持つこと自体が“リスク”に思えてしまいます。
| 主な少子化の悪影響 | 内容 |
|---|---|
| 労働人口の減少 | 将来的な経済成長の停滞 企業活動の活力低下 |
| 社会保障負担の増大 | 年金・医療制度の維持が難しくなる |
| 地域コミュニティの衰退 | 人口減で過疎化が進み、生活インフラも危うく |
| 次世代担い手の不足 | 技術や文化の継承が困難に |
| 若者への負担増 | 税負担・介護負担・年金負担などが一層重くなる |
ぼくたちが将来お年寄りになるころには、社会保障が全然足りないかもしれないってこと？
そうだね。働く人が少ないのに、お年寄りを支える人数が少なくなると、税金や保険料が上がる可能性も高いよ…
少子化の原因にメスを入れる～結婚と経済のリアル
結婚したくてもできない？“難婚社会”の背景
- 婚姻率の低下が出生率に直結
出生率を上げるには、結婚する人が増えないと難しいのが日本の現状。結婚しない（できない）理由としては、「出会いの減少」「“将来の収入が見えない”経済的不安」などが挙げられます。
経済的安定と子育て支援不足
- 年功序列の崩壊と不透明な未来
昔のように“年を重ねるごとに収入も増えていく”という実感が持てない若者が増えており、「リスクを避けるために結婚しない」という選択に繋がります。 - 支援策の遅れ
保育施設や育児休業制度などの支援は年々増えてはいるものの、まだ十分とはいえません。両立に失敗するとキャリアを諦めざるを得ないケースも多く、特に女性の就業と子育ての両立は課題だらけです。
結婚して子供を育てるって、“収入が見通せる安定した仕事がある”前提で考える人が多いよね
そうだね。どんどん非正規雇用が増えてるから、将来への不安が高まっちゃうのもわかるなぁ
少子化を止める具体的な対策～未来を変えるカギ
結婚・子育てを支援する環境づくり
- 結婚支援サービスの強化
公的機関や自治体が「出会いの場」を作ったり、オンラインマッチングをサポートしたりする取り組みが注目を集めています。 - 保育・教育の負担軽減
保育施設の充実や、教育費の一部無償化など、若い世代が「子育てにかけるコスト」を下げることが大切です。
働き方改革と若者の雇用安定
- 柔軟な働き方で子育てと仕事を両立
テレワークや時短勤務を推進し、育児と仕事を両立しやすい環境を整えれば、結婚・出産後もキャリアが続けやすくなります。 - 若者の収入向上と職の安定
就業者の待遇改善や賃金アップにつながる政策が求められています。
多様性を認める社会へ
- 一人でも生きやすい社会を否定しない
「結婚しない人」「子供を持たない人」を排除するのではなく、多様な生き方を認めつつ、結婚・出産を望む人の障壁を取り除く。 - 無婚社会にならないためには？
結婚を希望する人が、経済的・社会的な理由で結婚を諦めなくてすむようにすることが急務です。
将来のために、いろんな制度を本気で整えないと『時計の針は戻らない』ってことだね…
そうだね。誰もが自分の望む生き方を選べる社会にしつつ、結婚や子育てがしやすい仕組みを作っていかないと！
FAQ
Q1: どうして“2720年に子供1人”なんて予測が出るのですか？
A1: 「子ども人口時計」というシミュレーションで算出された結果で、少子化が今のペースで進行すると子供の数が極端に減るという警鐘です。
Q2: 結婚していないと子供を産みづらいのは、なぜ？
A2: 日本では未婚のまま出産する割合が低く、社会的にも「結婚してから子供」という意識が強いです。出生率向上には婚姻率向上が必要になります。
Q3: 個人レベルで少子化を防ぐにはどうすれば？
A3: 自治体や国の制度をうまく活用したり、情報を発信して啓発活動を行ったりするなど、周囲に働きかける方法があります。結婚・出産を考えている人は、保育や経済支援の制度を積極的に調べてみるのも効果的です。
まとめ
「2720年に子供が1人」という数字はあくまで予測ですが、少子化が深刻化している事実は間違いありません。皆婚社会から難婚社会、そして無婚社会へと移行しつつある現代では、結婚率の低下や経済不安が拍車をかけ、出生率がどんどん落ち込んでいます。
それを食い止めるためには、結婚や子育てを選びやすい環境づくりと、若者の経済的安定が欠かせません。一方で、結婚や出産を選ばない人を否定せず、多様な生き方を尊重する社会を作り上げることも同時に必要です。私たち一人ひとりが少子化問題に関心を持ち、行動や支援を考えることが、未来を変える第一歩となるでしょう。
“少子化対策＝みんな結婚しろ”って話ではなくて、結婚を望む人がちゃんと実現できる社会づくりが大事なんだね
そうだね。そうすれば、これから生まれてくる子供たちが安心して育てられる国になるはず！