箱根駅伝2024のランニングシューズに注目!選手が選んだブランドと性能の秘密
新春の風物詩として毎年大きな注目を集める「箱根駅伝」。2024年は第100回目の記念大会となり、青山学院大学が往路新記録・大会新記録を樹立し、圧勝を飾ったことで大きく話題になりました。
しかし、レースの結果だけでなく、選手のランニングシューズに注目するファンも近年急増中。本記事では、各大学の選手がどんなシューズを履いていたのか、その理由やブランドシェアの動向、さらに厚底シューズのメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します!
おもち、今年の箱根駅伝は青学の強さがすごかったね。シューズ事情も結構変化があったらしいよ!
ウサギの僕もテレビで見てたよ~。色とりどりのシューズが気になったんだ。詳しく教えてほしいな!
箱根駅伝とは?日本最大級の長距離駅伝大会
箱根駅伝は、毎年1月2日・3日に開催される日本最大級の大学駅伝です。東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの往路(約107.5km)と、芦ノ湖から大手町への復路(約109.6km)を合計10区間(約217.1km)で競います。
- 記念すべき第100回大会: 2024年開催
- 出場校: シード校(前回大会の上位10校)+予選会を突破した13校の計23校
- 優勝: 青山学院大学(往路新記録・総合新記録を樹立)
今年は記念大会ということもあり、全国の大学が出場を目指した結果、最終的には関東の大学のみの出場となりましたが、例年以上にシューズ選びの幅が広がった大会でもありました。
区間賞も多く出たみたいだし、選手の走りだけじゃなくてシューズも気になるね!
そうそう。そこで、選手の足元をチェックしてみると、いろんなドラマが見えてくるんだよ!
箱根駅伝2024のランニングシューズ事情
● ナイキ依然としてトップもシェアは減少
ここ数年、箱根駅伝でのランニングシューズを圧倒的に支配してきたナイキ。しかし今回の調査では、選手230名中約42.6%がナイキを履いており、2022年の73.3%、前回2023年の61.9%から大幅にシェアが落ち込みました。それでもシェアNo.1であることに変わりはなく、なお強い存在感を放ちました。
● アシックスが2位へ急伸、アディダスはシェアキープ
- アシックス: 57名・約24.8%(前年15.2%から大幅アップ)
- アディダス: 約18%前後で安定推移
アシックスは新カラーのMETASPEED SKY+やMETASPEED EDGE+が多くの選手に選ばれ、特に9区で区間1位から5位までがアシックスを着用するなど、パフォーマンスの良さを印象づけました。
アディダスはADIZEROシリーズが人気を集め、中でも「世界最高価格8万2500円」の超軽量モデルアディゼロ アディオス プロ エヴォ 1を履く選手もいて話題に。青山学院大学の太田選手は3区で59分台の区間新記録を叩き出し、シューズとランナーの実力を見せつけました。
● プーマが第4勢力へ、ニューバランス・アンダーアーマーなども健闘
- プーマ: 20名・約8.7%(前年7名から大幅増)
- ミズノ: 5名
- ニューバランス: 1名(区間2位を記録)
- アンダーアーマー: 1名
- オン: 3名(初参入で話題)
- ブルックス: 1名(初登場)
- ホカ: 2名(初登場)
プーマはプロトタイプを含むFAST-R ニトロ エリート 2などで着用者を増やし、上位入賞にも貢献しました。ミズノは少数ながら新モデルウエーブリベリオンプロ2のプロトタイプらしきシューズで存在感を示しました。
さらにオン、ブルックス、ホカといった海外ブランドも新規参入し、バリエーションが豊富になったのが2024年大会の特徴です。
ナイキは強いけど他ブランドも追い上げがすごいね!
初めて見るブランドを履く選手もいたし、シューズ選びの多様化が進んでる印象だよね
選手が選ぶ主なランニングシューズブランド
ここでは、箱根駅伝2024で特に話題になったブランドとその特徴をまとめました。
ブランド | シェア (2024) | 主なモデル | 選ばれる理由 |
---|---|---|---|
ナイキ | 42.6% | Vaporfly 3, Alphafly Next%2, etc. | 軽量&高反発 実績豊富で安心感 |
アシックス | 24.8% | METASPEED SKY+, EDGE+, etc. | 国産ブランドへの信頼 区間賞多数で実力証明 |
アディダス | 約18%前後 | ADIZERO Adios Pro 3, Takumi Sen 10, Evo 1 | スカーレットレッドの派手色 超軽量モデルの実績 |
プーマ | 8.7% | FAST-R ニトロ エリート 2(プロト含む) | 新勢力として注目度大 チームウェアとの連携も |
ミズノ | 5名 | ウエーブリベリオンプロ2(プロト)etc. | 日本人向けのフィット感 少数ながら上位を狙う |
ニューバランス | 1名 | FuelCell SuperComp Elite v4 | 大会で区間2位と好成績 シューズの高い潜在力 |
アンダーアーマー | 1名 | ※詳細モデル不明(山登りで着用) | 安定感とサポート力 前年からの連続参加 |
オン | 3名 | Cloudboom Echo 3, etc. | スイス発ブランド初参戦 プロトモデルも使用 |
ブルックス | 1名 | Hyperion Elite 4 | 米国No.1シェア 日本の大学駅伝に初参入 |
ホカ | 2名 | ROCKET X 2 | 厚底&クッションで有名 下り区間などで活躍 |
ナイキがトップなんだけど、アシックスやアディダスの追い上げがすごいね
プーマとか新しく参入したオンやホカも気になる! ランナーさんがどんどん選択肢広げてる感じだね
厚底シューズのメリットとデメリット
近年のランニングシューズといえば、「厚底シューズ」が大きなキーワードになっています。箱根駅伝の舞台でも、多くの選手が厚底モデルを選んでいました。
● メリット
- クッション性が高い: 長距離を走っても足への負担が軽減されやすい。
- 高反発素材で推進力アップ: スピードを維持しやすく、記録向上が期待できる。
- 脚への衝撃を吸収: 怪我のリスクを減らしつつ、高速走行可能。
● デメリット
- 足の筋力が不十分だと疲労が溜まりやすい: 厚底ゆえに安定感が劣る場合がある。
- 価格が高めのモデルが多い: 最新技術搭載のため、初心者にはハードルが高い。
- 慣れが必要: 一般的な薄底シューズと違う感覚に最初は戸惑う可能性。
厚底シューズって走りやすそうだけど、使いこなすには筋力や慣れがいるんだね~
そうだね。初心者はクッション重視かつ、足に合うモデルを選ぶのがいいよ!
ランニングシューズの選び方と選手の声
箱根駅伝の選手たちも、日頃のトレーニングやレースで複数のシューズを使い分けています。大事なのは自分の走り方や足の形に合うシューズを見つけることです。
● シューズ選びのポイント
- サイズ感: 試着して余裕があるか、つま先や足幅に合うか確認。
- 走行距離・スピード: 長距離なのか、短距離・インターバル練習用なのかでモデルを選ぶ。
- クッションと反発のバランス: 足への負担を減らしながらも、スピードを出したいかどうか。
- メーカーの特徴を知る: ナイキの高反発ソール、アシックスの日本人向けフィット、などブランドの強みを把握。
● 選手の声(例)
駒澤大学 佐藤選手
「厚底シューズは足への負担が少なくてロング走にピッタリ。だけどスピード練習のときは薄底のほうが足感覚を研ぎ澄ませるかな。」
青山学院大学 太田選手
「激坂や下り区間はクッション重視、フラット区間は反発重視と使い分けるよ。箱根駅伝では一番走りやすいモデルを厳選しました!」
やっぱり選手は履き分けてるんだね~。同じモデルで全部走るわけじゃないんだ
トップ選手ほど、区間や練習メニューに応じてシューズを変えてるよ。こだわりがすごい!
選手別着用モデルとそのパフォーマンス
大会中に印象的な活躍をした選手とシューズの組み合わせをピックアップしてみましょう。
選手名・大学 | 区間 / 成績 | 着用シューズ(推定) | 特徴 |
---|---|---|---|
太田選手(青山学院大) | 3区 / 区間新記録(59分台) | アディゼロ アディオス プロ エヴォ 1 | 超軽量・高反発で話題 |
吉井選手(中央大) | 7区 / 区間賞 | Vaporfly Next%2(ナイキ) | 旧モデルにこだわる選手多数 |
塩出選手(青山学院大) | 8区 / 区間賞 | 初代 Alphafly Next%(ナイキ) | 下りでのクッション性が好評 |
佐藤選手(駒澤大) | 1区 / 区間5位 | 未発売プロトタイプ(オン) | 新ブランドが初参戦 |
国士舘大(選手名不明) | ※シード権争いに貢献 | ウエーブリベリオン(ミズノプロト) | 接地感と安定感が強み |
小野選手(帝京大) | 9区 / 区間2位 | FuelCell SuperComp Elite v4(ニューバランス) | 独自の推進力を発揮 |
例えば青学の太田選手は超高額モデルで区間新記録を叩き出したんだよね!
シューズだけじゃなくて本人の実力だけど、その相乗効果はすごそう
ランニングシューズの進化と今後の展望
近年のランニングシューズは、「厚底×カーボンプレート」だけでなく、各ブランドが独自のフォーム素材や軽量化技術を競い合っており、今後もさらなる進化が予想されます。
- さらなる軽量&反発の両立: 新素材や特殊構造でクッション性とスピードを同時に高める
- 個人最適化: 3D足形データを活用したパーソナライズシューズの一般化
- 環境への配慮: リサイクル素材や再利用可能なパーツを採用する動きも広がる
未来のシューズはもっとすごくなりそうだね…ロボットみたいにアシストしてくれたり?
そこまでいくかは分からないけど、技術の進化は止まらないから、来年の箱根駅伝も楽しみだよ!
よくある質問(FAQ)
Q1: 箱根駅伝2024でナイキのシューズが多い理由は?
A: ナイキは厚底シューズの先駆け的存在で、軽量かつ反発力が高いモデルが揃っており、長距離ランナーに最適な性能を提供するため、多くの選手に支持されています。ただし、シェアは徐々に減少しつつあります。
Q2: ランニングシューズはどのブランドが良いですか?
A: 選手の好みや走り方によりますが、今回の箱根駅伝ではナイキ、アシックス、アディダス、プーマなどが特に注目を集めました。ミズノ、ニューバランス、オン、ブルックス、ホカも独自の強みを持っています。
Q3: 厚底シューズは初心者にも向いていますか?
A: 厚底シューズは高い反発力が魅力ですが、足の筋力が十分でないと負担が増えることもあります。初心者はまずクッション性重視のモデルから試して、自分の脚力や走り方に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q4: シューズ選びで重要なポイントは?
A: サイズ感や足の形、走る距離・スピードとの相性が大切です。試着してみて、足にフィットするモデルを選びましょう。厚底や薄底など、用途や練習内容に応じて複数を使い分ける選手も多いです。
まとめ
箱根駅伝2024では、選手たちのシューズ選びが例年以上に多様化し、従来の強さを誇るナイキに加えて、アシックスやアディダス、そしてプーマなどが大きく躍進しました。さらに、オンやホカなど海外ブランドの新規参入もあり、まさに百花繚乱の状態です。
シューズは選手のパフォーマンスを左右する重要な要素ですが、決してシューズだけで速く走れるわけではなく、自分の足や走り方に合ったモデルを選ぶのが何より大切。来年の箱根駅伝101回大会でも、新技術や新モデルの登場が予想されるので、ランナーやファンにとっては目が離せませんね!
今年は特にナイキがシェアダウンしてアシックスやアディダス、プーマが活躍した印象だったね
いろんなブランドが活躍してるから、見てる側もワクワクしたよ~。来年はどんなシューズが飛び出すのか楽しみ!
数日後には第101回箱根駅伝が開催されるけど、シューズメーカーのシェア争いも見逃せないね!