ラーメン業界に何が?過去最多72件の倒産が示す厳しい現実
~原材料高騰と“千円の壁”がもたらす苦境~
こんにちは、ブログ管理者のひろです。
うちの飼いうさぎ・おもちも、ラーメンのにおいには興味津々みたいです。
今日は、ラーメン業界で大きなニュースが飛び込んできました。
なんと2024年、ラーメン店の倒産が72件と過去最多を更新!
いったいなぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?
ひろ、ラーメンって人気もあるし、お店もたくさんあるイメージだよね? どうして倒産が増えちゃうの?
ね~、実際は原材料費とか色々値上がりしちゃってるみたいで…。詳しく見ていこうか!
ラーメン店倒産、前年比3割増の72件
年度 | 倒産件数 | 前年比 |
---|---|---|
2022年 | 53件 | – |
2023年 | 53件 | ±0 |
2024年 | 72件 | +19件(3割超増) |
- 帝国データバンクの調査によると、2024年は72件で過去最多を更新。
- 倒産件数が一気に増えた背景には、原材料費や光熱費の高騰が大きく影響。
- さらに「ラーメン1杯=千円の壁」があり、価格転嫁が難しい状況が続いています。
普通、ラーメンって安いイメージだもんね~。だけどコスト上がってるのに値段を上げづらいって大変そう…
業績悪化の実態が浮き彫りに
指標 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
赤字経営店率 | 33.8% | (約3割が赤字) |
減益店率 | 27.7% | 利益が減っているお店の割合 |
業績悪化店率 | 61.5% | コロナ直後の81%に次ぐ高水準 |
- 赤字経営や減益のラーメン店が多く、約6割が厳しい経営状態。
- コロナ直後ほどではないにしても、依然として苦しい状況が続いているようです。
こんなにたくさんのお店が苦戦してるなんて知らなかった…。美味しくても、それだけじゃやっていけないんだね
コスト高と“千円の壁”が生む悲鳴
原材料コストの増加
- 2024年の原材料コストは2022年比で1割以上増加。
- スープや麺、海苔、メンマ、豚肉などどれも値上がり。
- ラーメン作りに欠かせない背脂も高騰し、スープ原価が上昇。
「1杯=1000円」を超えられない事情
- 全国平均価格は700円前後というデータも。
- 1000円を超えると、消費者の財布の紐が一気に固くなる。
- 安くて美味しいラーメン、というイメージが強いからこそ適正価格に上げるのが難しい。
実際、1000円以上のラーメンも増えてきてるけど、売上が減るリスクもあるから、オーナーさんは悩むよね
うん、ボクはゴージャスなラーメンも好きだけど、やっぱり『安い日常食』のイメージは根強いかも…
今後の展望—2025年も倒産増加の懸念
要素 | 内容 |
---|---|
2025年の倒産動向 | 帝国データバンクは増加継続と予測。特に中小規模店が脆弱 |
生き残りのカギ | – 原材料仕入れの効率化 |
- 「高付加価値メニュー」で単価アップ
- サブスクやデリバリーなど新ビジネスモデルへの挑戦 | | 業界再編 | 経営力のあるチェーン店が拡大し、個人店には一層厳しい時代に… |
- 今後は倒産件数のさらなる増加もあり得るとの予測。
- 価格転嫁や経営改革がスムーズにいかないと、個人経営店は苦しい状況に。
サブスクって、たとえば月額いくらでラーメン食べ放題みたいな? それ、楽しそうだけどお店大丈夫かな…
そういう新しい試みで集客を増やす狙いがあるんだろうね。時代に合ったやり方を模索してるんだと思うよ
まとめ
2024年はラーメン店の倒産件数が72件と過去最多を更新し、前年比3割超の急増となりました。原材料費や光熱費が上がる一方、「ラーメンは安くあるべき」というイメージが強く、価格転嫁が難しいのが大きな原因です。
今後の2025年も倒産増加が懸念される中、サブスクやデリバリー、付加価値向上など新たな経営戦略が求められています。
「安い日常食」の枠を越えて、ラーメン店がどうやってこの危機を乗り越えるのか、注目していきたいですね。
ボクもラーメン大好きだから、みんな頑張ってほしいな~!
ほんとにね。美味しいラーメンを、これからもいろんなお店で楽しめるようになるといいね!